2013年12月27日金曜日

冬期休業のお知らせ

ウタグチシホ建築アトリエは12/28(土)~1/5(日)の間、冬期休業と致します。

この間に頂きましたメール・お問合わせ等につきましては、1/6(月)以降返信させて頂きます。

事務所を登録してから早いもので先月で五年が経ち、そして六年目が始まりました。
たくさんの素敵な方たちと出会ったり、新しい事に挑戦さえてもらえたり、人前で震えながら喋ったり、、、
一年を振り返ると本当にいろんなことがありました。

いろんな機会を与えてくださった皆様や、いつも変わらずお付き合いをして下さる皆々様方に心より感謝です。

来年もますます、精進して参ります。
何卒宜しくお願い致します!

では、皆様。良いお年をお迎え下さいませ。


謡口志保

2013年12月16日月曜日

事務所移転のお知らせ

事務所を2013年12月16日より移転致しました。


最寄り駅は大曽根駅のままですが、北区から東区へぴくりと移動しました。
旧事務所よりもやや広くなりましたので、お近くへお越しの際は是非お立ち寄り下さい!


なお、事務所移転に付、電話とFAX番号も変更となりましたので
お手数ですがご用の際は上記URLよりお確かめください。

瀬戸線沿いに建つ私より少し年上の渋やかなビルです。
すぐ近くの徳川園や線路沿いの桜並木など、仕事合間の散歩時間も楽しみになりそうな環境です。

また、ウタグチシホ建築アトリエは今年の11月で事務所登録より満5周年を迎え、
新しい環境で6年目のスタートを切りました。
(真面目にやり始めてからは3年くらいしか経っておりませんが…。)

一歩ずつですが、「建築」に向かってますます努力して参ります。

今後も変わらぬ御贔屓の程、宜しくお願い致します。

                       
                         ウタグチシホ建築アトリエ 謡口志保









2013年12月10日火曜日

JIA東海支部設計競技のこと

ブログの更新が随分あきました…。


さて。
第30回JIA東海支部設計競技の審査員を務めました。
http://www.jia-tokai.org/sibu/event/compe/30.htm

2ヵ月以上遡りますが、10/5に母校である名古屋市立大学北千種キャンパスにて
審査会(公開審査)が行われました。もちろん、審査員は初めて。
今年は例年に比べて応募数が激減したとのことでしたが、私にとってはかなりの量で
1作品ずつ真摯に向き合って作者の意図を読み進めていくうちにあっという間に時間切れ。
精いっぱいの背伸びして審査させてもらいましたが、短時間で作品意図を読み取ることの難しさを痛感です。
応募作品からたくさんの刺激をもらったり、他の先輩審査員先生のご意見を拝聴できたり
非常にたくさんのことを勉強させて頂いた1日でした。

そして、先週12/7にこちらも母校である名古屋大学にて表彰式と講評会が行われました。
ここでは受賞者が直接作品解説をする時間があり、審査員の読み通りだったもの、そうでなかったもの、などなど
会場は大いに湧きました。
懇親会では応募者の方達と直接お話しもでき、作品にかけた想いなども伺え、より充実したものとなりました。

審査を通じて、自分が大切に思うこと、面白いと感じることを改めて見つめ直すきっかけにもなりました。
この様な機会を頂けましたこと、心から感謝です。


*僭越ながらARCHITECT12月号に受賞作品3作品の講評を寄稿させて頂きました。
http://www.jia-tokai.org/sibu/architect/architect.html

2013年10月10日木曜日

大工さんの手。








































高岳のマンションリノベーションの現場が今週月曜日から始まりました。

部分改修なので工期は一カ月少々ですが、監督さん、職人さんと一緒になって現場でたくさんたくさん打合せを重ねていきます。

床に捨て張りする合板に納まりのスケッチ。
技術と感性の詰まった大工さんの頼れる手。

宜しくお願いします!

2013年10月5日土曜日

第25回「すまいる愛知住宅賞」入賞しました!


























第25回「すまいる愛知住宅賞」(独)都市再生機構中部支社長賞 
をウタグチアトリエにて設計・監理致しました「マチノキ」が受賞致しました!

身に余る賞を頂き、大変恐縮しております。
お施主様を始め、設計及び施工に携わって下さった皆々様に厚く御礼申し上げます!

今後も、ますます良い建築を目指して精進してまいります。

http://www.pref.aichi.jp/0000055022.html



(近作を全くアップしておらず、すみません。近日中に整える予定です!)

2013年8月29日木曜日

[Lulu]建築士の作品展 Vol.4 






















所属しております愛知建築士会名東支部の不定期放浪型パネル展[Lulu]Vol.4 が
昨日より名東区にあるインターテックさんキッチンショールームにて開催されています!
ウタグチアトリエも「稜線の家」のパネルを展示させて頂いております。
力作ばかりが揃うパネル展です。ぜひお出かけ下さい~!

私は明日8/30(金)13:00~17:00会場におります。


詳細はこちらへ→ http://meito758.seesaa.net/article/371402847.html

2013年8月13日火曜日

夏季休業のお知らせ。

ウタグチシホ建築アトリエは8/15(木)~18(日)の間、夏季休業と致します。

この間に頂きましたメール・お問合わせ等につきましては、8/19(月)以降返信させて頂きます。



何卒宜しくお願い致します!

2013年8月7日水曜日

あいち建築ガイドブック






















間もなくあいちトリエンナーレ2013が開催されます。
今年は芸術監督が五十嵐太郎氏ということもあり建築に力が入ったものに
なること間違いなし。非常に楽しみです。

さて、トリエンナーレに合せて「あいち建築ガイド」という本が刊行されました。
名古屋の有名建築だけでなく、今まで見過ごされてきた建築などもしっかり
収録されて読みごたえのある一冊です!
地元の建築を改めて見直すのきっかけになってくれそうです。

稚拙な駄文ながら、わたくしめも「渋ビルのススメ。」と銘打ったコラムを
建築ガイドの中で少しだけ執筆させて頂きました。
巻頭の「あいち建築のめぐりかた」のDコース渋ビルコースも合せて担当させて頂いております。
是非お手に取って頂ければ幸いです。

「あいち建築ガイド」と今月末に刊行予定の「渋ビル手帖」を携えて
渋ビル的視点で街歩きを楽しんで頂きたいです!

http://www.pref.aichi.jp/0000063527.html

2013年7月27日土曜日

失われた近代建築。

















名古屋近代建築の殿堂・名古屋市公会堂にて「失われた近代建築」というタイトルの講演会を拝聴してきました。

写真家 増田彰久氏が半世紀に渡って撮影された現存していない近代建築の
スライドを拝見しつつ、貴重なエピソードなどのお話しも交えてあっという間の二時間でした。

三菱一号館、日本郵船ビル、大ビル一号、三菱銀行本店などなど、
増田氏が撮影された当時のことを「取り壊すなんてとても想像が及ばない建物」という言葉で表現されるに
相応しい建築の羅列。写真の中で生きている建築が現存しない事に違和感を感じる程でした。

全ての古い建築を残すことは不可能だけれども、何を残すべきかという議論が十分になされないまま
取り壊され続けてきたことは目をそむけることができない事実。

史家だけでなく建築家がもっと近代建築を評価すべき、という氏の意見に痛切に共感しました。
その建物の良さにもっと真面目に向き合い、評価する。docomomo選であるとか、建築家の名前であるとか
そうでない部分でフラットに建築を評価できる目を養いたい。強くそう感じた時間でした。
建築に携わる人間として自分のバックグラウンドを鑑みつつ、できることを考えていかねばです。




熱が冷めないうちに氏の同タイトルの写真集をポチっと…。
失われた近代建築 Ⅰ都市施設編
失われた近代建築 Ⅱ文化施設編

2013年7月23日火曜日

ぺちゃくちゃと。

更新滞っております…。
忙しいとか言ってちゃダメです!



さて。先週のことになりますが、趣味でじんわり続けている活動「名古屋渋ビル研究会」
についてペチャクチャナイトナゴヤの四周年記念日にプレゼンさせて頂きました!

最後から二番目で前後をプロに挟まれ…
しかも人前で喋るのが大の苦手な二人組!
始まる直前まで、緊張と不安で気持ち悪くなってましたが
話し始めると会場のお客さんが温かく興味を持って下さり、
なんとか楽しくぺちゃくちゃし終えることができました!

優しくご静聴してくださった皆さんありがとうございます!

プレゼンの際に、渋ビル手帖創刊号の刊行の宣伝をさせて頂きました。
8月末の刊行に向けて、現在絶賛編集中です。
興味ある方、お申込みくださると嬉しいです!

詳しくはこちらへっ!↓↓↓

2013年6月18日火曜日

お知らせ。

所属しております愛知建築士会女性委員会のHPに
「稜線の家」を掲載して頂いております!

ぜひご覧ください。

ウタグチアトリエのHPにも近日中にWORKSの中にて
更に多くの写真を掲載予定です。

http://afa.asanet.or.jp/sakuhin/pg848.html

2013年6月10日月曜日

梅雨の合間に。

















随分更新サボってしまっていましたね…。


さて。

先月お引渡しを終えた「稜線の家」のお施主様からテラスでBBQをやろう!
とのことでお誘いを頂きました。

テラスに皆が集まって12:00からのスタート!
奥様が作られた美味しいお料理を頬張りながら、
交代でお肉や野菜を焼いていきます。
笑い声が絶えない楽しい仲間達と青空の下で食事をするのは本当に楽しいことです。

そして、昼下がり頃から三線を趣味にされているお施主様とお友達の演奏が始まりました。
写真はちょうど「島人ぬ宝」を演奏を聞きながら、皆で唄ったり踊ったりしている最中。
気持ちが良い風が吹いて来て、一瞬で気分は沖縄です!

心づくしのおもてなしと嬉しい言葉を頂いて、本当に思い出に残る一日でした。
建築を通じて、たくさんの素敵な人達で出会える。とても幸福なことです。



そして。

宴は夜まで続く…。

2013年5月15日水曜日

白くて小さい花。





















「稜線の家」の別途工事の立会へ…。

引渡しを終えて、あっという間に二週間が経ちましたが…
お施主様が楽しく暮らしてくださっている様子が伺えて本当に嬉しくなりました。
暮らし始めてから気付かれたことや、予想していなかった使われ方などを興味深く伺いました。

さて、デッキテラスへ出るとエゴノキに白くて小さい花が満開に咲いていました。
青空に似合う、爽やかで可愛らしいお花。

テラス周りがいいにおいでいっぱいです。


さらに近付いて、良いにおいをかごうとしたら…

不意に小枝が右鼻にささり、、、お施主さまに見えないところで
涙目で痛みに耐えていたことは…ここだけの秘密です。

2013年5月11日土曜日

灯りが灯る






















本日は「マチノキ」の設計検査を行ってきました。
夕暮れも近くなってきた頃、照明器具の試験点灯。

イメージしていた灯りが灯り、ちょっと感動してしまいました。


吹抜けの廻りに点在する点光源。
スキップフロアを上りながら、その光の重なりの変化やルーバー越しに見える
木漏れ日のような鈍い光など、家の中に同じ景色は一か所として存在していません。

歩きまわるのが楽しくて、上に行ったり下に行ったり…
ウロウロとしている間に足がパンパンに疲れました。

日頃から景色のたくさんある家を作りたいと考えていますが、
「稜線の家」が平面的な広がりのある景色を作っているのに対し
「マチノキ」は立体的な景色を作っています。

全く違った構成ですが、「楽しい居場所」を作りたいと思う根っこは同じなのです。


2013年5月10日金曜日

お引渡し。






















少し時間が経ってしまいましたが…。


5/1にピカピカの青空の元、「稜線の家」のお引渡しを行いました。
当日はこの建物を締めくくる、一対のシーサーが屋根の上にのりました。

青空をバックに大変勇ましい姿です!



改めてこの住宅を見て廻り、多くの方のお力添えがあってこそこの日を迎えられたと
心より感謝の気持ちでいっぱいになっております。

当事務所の提案を快く受け止め、力を合せて建築を一緒に築き上げて下さったお施主様。
工期が厳しい中、大変複雑な形状の住宅を完ぺきな仕事で納めて下さった友八工務店さん。
こちらの気分がいつも清々しくなる程、いい仕事をして下さった職人の皆々様。
上棟した際に、胸を打つ美しい架構を設計してくださった構造家の寺戸巽海さん。
スタディ模型から本模型まで、一生懸命に心を込めて作ってくれた伊藤理紗さん。
この住宅に関わって下さった皆々様。

本当にありがとうございました。
改めて深く御礼申し上げます。


また、連休中にも関わらずオープンハウスに足を運んでくださいました皆々様。
貴重なご意見を承ることができ、大変ありがたい一日でした。

ありがとうございました。
今後も精進してまいります。






2013年5月8日水曜日

「マチノキ」オープンハウスのご案内





























半谷彰英建築設計事務所+ウタグチシホ建築アトリエで協働設計監理を行いました
「マチノキ」が間もなく竣工致します。

それに伴い、お施主様のご厚意でオープンハウスを
5/12(日)11:00~16:00開催させて頂く運びとなりました。

急なお知らせとなってしまいましたが、、、是非お越しください!

ご希望の方はお手数ですが、下記アドレスまでご連絡ください。
折り返し、地図・当日連絡先等をお送りさせて頂きます。

連絡先:info@utalier.com

2013年4月22日月曜日

縁の一本






















本日はお施主さまと一緒に植栽選びに出かけました。

ちょうどいなざわ植木祭りが開催されているので、
まずはそこで全体のイメージ固め。

シマトネリコ、カツラ、ヒメシャラ、ヤマボウシ、エゴノキ…。
一通り見て回って、お施主さまが気になるのは
株立ちの葉の細かい樹だというのがわかってきました。

ご同行くださったグリーンコンシェルジュの寺島さんのご厚意で
取引先の農家さんへその足で…。

そこで出会った一本。

高さ3m程度のエゴノキです。
株も枝ぶりもとてもバランスがとれていて大変美しい一本。

どの角度から見ても絵になるこの樹は「稜線の家」のテラス先に植えられる
シンボルツリーとして決定しました。

寺島さんの樹との出会いも縁です。との一言に納得です。

2013年4月21日日曜日

あと一週間。






















「稜線の家」いよいよオープンハウスまで一週間と迫りました。

昨日の現場では、電気やさんがスッキリポールの設置をしていました。
ポールを建てるために穴を掘り、電気屋さん2人+監督で持ち上げる程の重量です。
身体を鍛えるために一緒にやりますか?と誘われましたが丁重にお断りを…。

内装工事もほとんど終わり、残り一週間で機器取付、外構、手直し、、、ばかりとなりました。

完成が近付く喜びと、自分の手を離れていく寂しさとで
竣工前はいつも複雑な気持ちでいっぱいになります。

この物件もしかり。

何度も何度も建物の中や周りを歩き回って、空間を確かめます。
この住宅は写真で非常に伝わりにくいのですが、
風景がたくさんある建築で違う角度から見る度に
私自身も新しい見方を発見しています。

連休中ですが、お時間と興味ある方ぜひ足を運んでみてください。


2013年4月14日日曜日

「稜線の家」オープンハウスのご案内























ウタグチシホ建築アトリエで設計監理を行いました
「稜線の家」が間もなく竣工致します。

それに伴い、お施主様のご厚意でオープンハウスを
開催させて頂く運びとなりました。

高低差のある敷地に馴染む、大らかな平屋の住宅です。

見学希望の方は予約制となりますので、
下記アドレスまでお申し込みをお願い致します。

追って当方より、詳細(地図・当日の連絡先等)をお送り致します。


◎日 時:2013年4月28日(日) 11:00~16:00

◎場 所:愛知県大府市 (JR共和駅より徒歩15分)
      ※現地にご利用頂ける駐車場はありません。

◎申込先:info@utalier.com (担当:謡口)
      ※お名前、ご連絡先、ご住所、希望時間を明記ください。
      ※4/25(水)申込〆切
  

-------------------------------
「稜線の家」

主要用途:専用住宅
構造規模:木造平屋建
延床面積:94.49㎡

意匠設計:ウタグチシホ建築アトリエ/謡口志保
構造設計:寺戸巽海構造計画工房/寺戸巽海
施   工:友八工務店

2013年4月7日日曜日

日々の栞






















日記を書くことは、読みかけの本に栞を挟むのと似ているように思う。

何もしなくても流れて行く毎日に、印を打つ。

そしてまた時間が流れていっても
ふとそのページに戻って
その日考えたことや起きた出来事、聞いていた音楽を思い出す。

そんな事を考えながら今日も小さな印を。







2013年4月5日金曜日

ウタグチさんが…























才能あふるる漫画家でもあり友人でもある佐藤ゆうこ氏の
ご自宅リノベーション計画がスタートしました。

せっかくなので、マンガにしていこうということで
本日その第一回目が公開されました。

週一回の予定で更新されていく予定です。

リノベーション完了まで、是非ご覧ください~!

http://yukosanhouse.blogspot.jp/

…ちなみに本物のウタグチさんはもう少しだけ大きいです。

2013年4月4日木曜日

几帳面な仕事。

すっかりブログサボってました…。

現場も大詰めになってくるとあっという間に一週間が経ち、
気付いたら桜も満開で4月ですね。

さて、今月末に竣工予定の「稜線の家」の板金工事が終了しました。
職人さんの几帳面な手仕事あってのこの緊張感ある表情。
サッシがきちんと板金とラインが合うかどうか心配しておりましたが、
完璧な仕事をして頂きこのような美しい仕上となりました。

この住宅の外壁は黒と白の二色を使用していて、写真の様に軒付の部分は
白くそれ以外の部分は黒。
見る角度に寄って、全く表情の違う住宅です。
体験しないと写真ではその多様さは伝わりにくいですが…。

あと一カ月切りましたが、現場の様子ボチボチとレポートします。

2013年2月26日火曜日

お知らせ

3/1(金)~3/3(日)の3日間吹上ホールで開かれる
ハウジング&リフォームあいち2013にパネル出展致します。

「子育て世代に優しい住まい展」コーナーにて
「西春の家」のパネルと模型展示致します。

住まいの相談コーナーでは3/3(日)10:00~13:30まで
相談員として現地におりますので是非お出かけ下さい!

http://www.chukei-news.co.jp/housing/

2013年2月24日日曜日

稜線が。






















「稜線の家」無事上棟を終えました。

上棟式でのお施主さんの言葉があまりに嬉しく、
ただでさえ架構が美しくて感動していたのにさらに響きました。
楽しみにしてくださっている気持ちに最大限応えれるよう
ますます気を引き締めて現場監理ガンバリマス!

週末に屋根に登るとすでにルーフィングが敷かれて
この土地に描きたかった稜線が現れました。
なだらかな高低差のある土地なので見る位置が変わると
建築対する印象も全く変わって、お施主さんと一緒になって
ウロウロ…ジロジロ…歩きまわったり眺めまわったり。
いつまでも見ていたいけれど、日は暮れて行く…。

来週からは板金工事が始まって、屋根に等高線ができます。


2013年2月20日水曜日

木を叩く音





















「稜線の家」、本日建方開始でした。

雪がちらつくほどの外気温の中、朝8:00から作業開始です。
屋根形状が複雑なため建方に相当時間がかかるのではと
心配しておりましたが、七人の大工さん達が軽快に
進めてくれたおかげで予定より早く終わりそうな気配。

お昼前頃から陽が射してきて、
青空の下で木槌で木を叩く大好きな音が響き渡りました。

竣工の時に負けないくらいこの時間は大好きで、
ずっと現場で眺めていたい気分でしたが見積図作成のため渋々現場をあとに…。

軸組の姿がとても美しくて今日はなんだか胸がいっぱい…。

2013年2月5日火曜日

伊勢参り





















式年遷宮前に…と週末お伊勢さんへ出かけてきました。

内宮は何度か訪れたことがありましたが、今回は初めて外宮へ。

鳥居をくぐると、空気が凛として日差しや、風、緑全ての
ものに神が宿っているような、そんな感覚に陥ります。
やはり、この外にはない特別な「場所」なのです。

そして建築が自然を必要として、自然も建築を必要としている。
そんな光景に何度も出会い足を止めてしまう。

新しい正宮の工事中の仮囲いでさえ、木々の隙間からこぼれる光が交じって
神々しくも見えてしまいました。

2013年2月1日金曜日

渋ビルミーティング

人知れず地味に活動を続けている名古屋渋ビル研究会
昨年の5月に「名古屋 渋ビル手帖 創刊準備号」を勢いで製作しましたが、
本人達の予想を上回る反響を頂き、大変恐縮しております。

手帖をお送した方が、ブログやFacebookなどでご紹介して下さって
更にそれを見てお問合わせを下さった方もいて本当にありがたい限りです。
頂くメールも渋ビルへの熱い思いを綴ってくださる方もいて、
改めて渋ビルの魅力を噛みしめている今日この頃です。

今年初夏あたりに「渋ビル手帖」の創刊を目指しておりますが、
応援の声をたくさん頂いて、気を引き締めて頑張らねば!ということで、
バイブルである「月刊ビル」を何度もめくりながら、渋ビルミーティングを行いました。

取材したいビル、分析してみたい事、コラムをお願いしたい方、、、
アイデアは尽きません。

どのようにまとめていくかが、最大の試練となりそうですが
楽しみにしていてくださる方の為にも少し早歩きしながら、
製作を進めて行きたいと思います。



2013年1月28日月曜日

雪降る現場。






















昨日は「稜線の家」お施主様と現場にて打合せ。
現場は基礎のコンクリートの打設して養生中。

  今回は屋根と外壁の板金サンプルを数種類見比べて採用する色決めです。

  室内で小さいサンプルを見ていてもなかなかイメージが付きませんが、
  大判サンプルで現地で見比べるとその場所にあった色が必然と決まってきます。
 
  今回も実際に自然光での見え方を比べて、一つの色にあっさりと決定。
  周辺の街並みや裏の竹林にもしっくりきてました。

  大きな面積となるのでどのような見え方をするか、とても楽しみです。

2013年1月25日金曜日

美しい手。美しい線。






















大学時代に大変お世話になった川井一義先生の個展を拝見しに栄のギャラリーチカシンへ。
絵を描きたいと言った私に、快くデッサンやドローイングの指導してくださった先生。
先生がさっと紙に引かれる線が本当に美しくて何度も何度も感動した。

在廊されていた先生がいつもの笑顔で出迎えて下さり、
本当に懐かしくて嬉しくて胸がいっぱいになる。

学生の頃に私が見たことのある先生の作品はどれも大きなものばかりだったので、
今回の小作品展はとても新鮮に映った。
更に驚いたのは、作品のサイズは小さく切り取られているのに
額との絵との間の余白がその筆の続きを予感させて、
広く続く景色を私に見せてくれる。
大きな空間の断片を小窓から覗いているような、そんな感覚に陥る。

お話しているうちに、先生のいろいろな言葉を思い出した。

「りんごは何色?」
「空は何色?」

既成概念の枠を取っ払って、フラットに物を真っ直ぐ見つめる。
10代でそんな大切なことを先生に教われたのは
とても幸運な出来事だったと改めて感じる。

久しぶりに握手させてもらった先生の手は、やっぱり温かくて美しかった。
美しい線を引ける、美しい手になりたい。



川井一義 心の扉小品展・III
■会期■2013年1月24日(木)~1月30日(水)
入場時間:10:00~19:00 ※最終日16:00まで

■会場■ギャラリーチカシン
名古屋市中区錦三丁目 16番10号  電話:052-962-4675

2013年1月21日月曜日

一息。

私事の趣味の話ですが…

昨日「長唄・お囃子勉強会 樹の会」の本番を終えました。
写真は楽屋で出番を待つ同じ社中の皆さんのご様子。

なかなか仕事との両立が難しく何とか続いている…という状態ではありますが、
参加させて頂くといろいろと勉強させて頂くことが多いのです。

ついつい建築の仕事も長くなると良くも悪くも「慣れ」というものが出てきます。
そんな中、慣れない世界を少し覗くだけではっとさせられることが多く、
謙虚な気持ちをわすれまい。と思わせてもらえるのです。

まぁ、単純に楽しくて続けている、というのもあるんですが…

他の方や道具への気配り。良い空間を作る上でも、必要ですね。


2013年1月18日金曜日

リノベマンガ。

とある漫画家さんのご自宅リノベーションのご相談を受けました。

なんだか話が盛り上がり、ご近所との奮闘に始まった
リノベーションの話をマンガを描いたらおもしろいのでは?
という展開になり…。

おもしろいことになりそうです。
私もちょこちょこ登場したり…。
また、こちらでも紹介させて頂ければと思います。

居場所作りにまつわる楽しい家族のお話になりそうです。

2013年1月17日木曜日

丁寧な仕事。





















蝋燭作家の河合悠さんから、少し前に個展のお知らせを頂いた。

この方が作る蝋燭はとても仕事が丁寧でどこか凛とした品格があり、
蝋燭を手に取ると彼の人柄やその奥にある背景が伝わってきます。

昨年の岐阜の本田さんでの作品もとても心ひかれるものばかりでした。

その蝋燭は灯りをつけると、心を穏やかに静かにさせてくれるような
そんな力をもっているように感じます。

また新しい蝋燭に出会いに出かけてみたいと思います。

Yu Kawai exhibition
2013.2.5tue - 23sat

kamiya bakery
http://kamiyabakery.com/info.html

2013年1月16日水曜日

図面から読み取る。





















「稜線の家」の土間スラブのコンクリート打設が完了しました!
構造設計の方と一緒に仕上がりをチェック。

工務店さんと大工さんも一緒に現場にて打合せをしましたが、
図面からこちらの設計意図をたくさん読みとって下さっていて、
本当に頭が下がりました。

なかなか図面に書ききれていない部分も理解してくだっていて、
短時間でしたが建設的な打合せとなりました。

逆に設計意図をしっかり図面に込めておくことも、もっと見つめ直さないといけません。

2013年1月15日火曜日

いちごの日。

本日は私、、、三十数回目の誕生日でございました。
たくさんの方からお祝いメッセージを頂いて本当にありがたくて
幸せな気持ちにさせて頂きました。
「女を磨けば、建築の質も必然と上がる…」と言われたのですが
本当でしょうか。
より良い建築のためなら、、、2013年の目標にこっそり掲げてみたいと思います。

午後は現場定例。建方も終わり、木工事がどんどん進んでいます。
工務店さん、大工さん、材木やさんと共に考えを出し合っていきます。
今はビニールシートで囲われてますが、トップライトから注ぐ光を想像してニヤリ。
どんな日だまりが、この建築の中にできていくんでしょう。




2013年1月11日金曜日

「西春の家」にて。





















一昨年の春に竣工した「西春の家」のお施主様に三人目のお子さんが
誕生されたとのことで、お祝いに伺ってきました。

設計で携わったお家にご家族が増え、
家の中が賑やかになるのは本当に喜ばしいことです。

家族の変化に合わせて、家具・観葉植物のレイアウトや
寝室として使用される場所が変わっていたり、
家も一緒に変化、成長している様子がまた良くて、
竣工写真に残っている新しい状態の時より
ずっと建築がイキイキしていていいなぁ。と感じました。
そして、キレイに大切に使って頂いているのが何より嬉しい。

引渡しより約二年が経ち、外壁は私好みの渋く落ち着いた色になってきました!
またお邪魔するのが楽しみです。

2013年1月10日木曜日

現場初め。






















何とか初めの続く一週間です。

本日は「稜線の家」の現場で工務店さん、設備業者さんと打合せ。
現場が始まってから見えてくる問題もいろいろあります。
皆で知恵を出し合って…最善の方法を考えて行きます。

写真は土間スラブの配筋。
コンクリートを打ってしまえば見えなくなりますが、やっぱりここがピシッと
していないと建物全体の緊張感もなくなってしまうように思います。
平面形状が斜めになっている部分が数ヶ所あるので、その取合い部には悩んだ跡も見えました。
良い仕事をして下さり、ありがたい限りです。
職人さんの気合入った仕事を見ると、こちらもさらに気合入ります!

2013年1月9日水曜日

打合せ初め。





















朝より「常滑の家」定例でした。

業者さんも交えてサッシの読み合わせ。
現場に関わる全員が共通認識を持つのは非常に重要なことです。
建具や外壁まわりのデザインに絡む納まりの話になるとついつい白熱…。
気付いたらお昼も食べずに15時前。時間を忘れてしまっていけません。

写真は、その打合せの帰りに通りかかった花屋さんで見つけた椿。
白は凛とした感があって好きです。

初めて見たオペラは「椿姫」だったな、、、
と思いだしつつ明日の現場準備をもう少々。


2013年1月8日火曜日

背筋を伸ばして





















昨日の仕事始めに続き、本日はお稽古始めでした。
お三味線を始めてから、早いもので4年が経ちました。腕前の方は…まぁ…。

畳の上に正座で姿勢を正し、背筋を伸ばしてお師匠さんに新年のご挨拶。
凛とした空気に心が静かに整います。
この時間がなんとも好きで、すっかりやめられなくなってしまいました。

一月の勉強会に向けて長唄「勧進帳」「末広狩」「菊づくし」「浦島」のお稽古を付けて頂き、お正月中に曖昧になっていた部分が少しはっきりしてきました。

今年も精進あるのみですねー。


2013年1月7日月曜日

本年もよろしくお願い致します。






















あけましておめでとうございます。

昨年中は多くの方に大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

ウタグチアトリエは本日より2013年のスタートを切りました。

まずは、事務所近くにある片山八幡神社へ清々しい気分でお参りし、
今年一年、健康と良い仕事に恵まれますようお祈りしてきました。

これまで頂いたご縁もこれから頂くご縁も大切にしつつ、頑張って参ります。

今年もますます、建築へ!