2015年4月27日月曜日

金沢海みらい図書館
















2015年日本建築学会作品選奨で話題の金沢海みらい図書館です。
オープン以来、ずっと行きたいと思っていた気持ちがようやく叶いました。

約6000個の円形窓が作りだすファサードは、圧巻。四周同じデザインでありながらも、
陽のあたり具合によって陰影がはっきりと現れ異なった表情に見えます。
窓のサイズは大小3種類あって、ランダムに配置されていました。
















内部はまさに本の海。海底から細い柱と気泡が海面に向かって上昇していくかのような印象。
四方向から一日中、ぼんやりとした間接光が入り込み内部は均質的な明るさに包まれています。
長時間佇むと、時間も空間もニュートラルになっていく体験ができます。















最後にお気に入りの空間。
ひとつひとつの窓は非常にヒューマンスケールなサイズで、ミクロとマクロの世界観が共存している、
そんな建築に感じました。
これは、両方のスケール感をもつ外皮が人とまちのスケールを橋渡しをして自然に内外を繋ぐ
といった意味で非常に公共性が高いと考えられます。



0 件のコメント:

コメントを投稿